AIは半年で世代交代する

7月24日、Anthropic社が新しいAI「Claude Opus 5」を発表しました。前の世代からわずか数ヶ月での交代です。しかも、注目すべきは中身でした。

値段は据え置き、性能だけ上がった

今回の発表でいちばん経営者が押さえておくべき点は、価格です。前の世代と同じ料金のまま、文章の読み書き・調べもの・段取りといった仕事の精度が大きく上がったと報じられています。

これは一度きりの話ではありません。この1年、主要なAIは半年ごとに世代交代し、そのたびに「前より賢く、同じか安い値段」になってきました。つまりAIそのものは、放っておいても勝手に強く、そして安くなっていく道具です。ここに経営判断のヒントがあります。「どのAIを選ぶか」で何ヶ月も悩むことの値打ちは、年々下がっている。選んだ瞬間に次の世代が出るのですから。

差がつくのは「使いこなす人」がいるかどうか

では、どこで会社に差がつくのか。答えははっきりしています。その強くなっていくAIを、自社の仕事につなげられる人が社内にいるかどうか、です。

裏付けになる調査があります。野村総合研究所が昨年11月に公表したIT活用実態調査では、国内企業の生成AI導入率は57.7%まで伸びました。ところが同じ調査で、約7割の企業が「使いこなせる人材・スキルが足りない」ことを課題に挙げています。道具はもう、誰の手にもあります。値段も下がり続けています。それでも成果が出ないのは、道具のせいではなく、その道具を自社の業務に当てはめられる人が足りないからです。

「買う」より「育てる」が効く理由

新しいAIは、契約すれば明日にも使えます。でも、契約しただけで現場が回り出すことはありません。自社の仕事の中身を知っていて、なおかつAIに仕事を任せられる。その両方を持った社員が一人いて、初めてAIは動き出します。そして一人動き出すと、その使い方は周りに広がっていきます。

外から仕組みを買うと、AIが世代交代するたびに買い直しになります。人を育てておくと、AIが強くなるほど、その人の生み出す成果も一緒に伸びていきます。増え続けるのはAIの性能で、それを取りに行くのは人です。

まず一人から

私たちMICOTOは、社員が自社の業務に合わせて、現場で動くAIの仕事道具を自分の手で作れるようになる研修「AI棟梁」を提供しています。新しいAIが出るたびに乗り換えるのではなく、どの世代のAIが来ても使いこなせる人を、社内に一人つくる。順番はいつも、まず一人からです。

同じ入り口に興味のある方は、お問い合わせからご連絡ください。動いている実物を、そのままお見せします。

(参考: Anthropic社「Claude Opus 5」発表・各社報道/野村総合研究所「IT活用実態調査」2025年11月公表。詳細は各社の公表資料をご確認ください)